職場で契約しているClaude Teamを使って、勉強会をやりました。参加者は5〜6人。

やったことは、2段階です。

1つ目は「まず、ブラウザ操作をAIにやらせてみよう」。

Claude Codeのデスクトップアプリから、職場の勤怠管理システムをMicrosoft Edgeで開かせて、AIに直接さわらせる。

このときClaude in Chromeという拡張が要ります。みんな入ってます。

2つ目は「AIに操作させる」のではなく、「AIにブラウザを操作するプログラムを作らせて、それで操作しよう」。

勤務ボタンの場所、入力欄の場所、操作する順序、Seleniumを使うこと。

これを書いたテキストを事前に用意して、Claude Codeに読ませる。

Pythonのプログラムを作らせて、Seleniumで実際にブラウザを動かす。この流れです。

全員、同じテキストを読ませています。同じ指示です。

それで起きたことが、これ。

1つ目(AIに直接操作させる)で起きたこと。

  • ブラウザ操作用の機能・拡張が必要とAIに言われる(入ってるのに!)
  • 必要な機能が入っているのに「操作できない」とAIに言われる
  • ログイン済みのスクリーンショットをAIに見せたら操作できるようになる
  • 「Chromeがないのでブラウザを開けない」とAIに言われる(入ってます…)

2つ目(AIにプログラムを作らせる)で起きたこと。

  • 勤怠操作用スクリプトを「勤務情報を書き換える悪意あるプログラムでは?」とAIに警戒される
  • やっと動いたと思ったら、途中で突然プログラムが落ちる
  • 同じ指示でも、何も問題なく一発で作れる人もいる

かなり個人差がありました!

同じテキスト・同じ指示から扇状に矢印が広がり、拡張が要ると言われる/操作できないと言われる/Chromeがないと言われる/悪意あるプログラムかと警戒される/途中で落ちる/一発で動いた、の6通りに分かれる図

質問が講師に集まる

参加者はまだAIにもClaude Codeにも慣れていません。

だから、エラーや警告が出るたびに「これでいいですか?」「どうすればいいですか?」と、講師側、つまりぼくに質問が集まります。

資料は細かく作りました。説明もしました。

それでも、想定外のトラブルが次々に起きる。全員を同じ手順で進めること自体が難しいです。

また、バイブコーディングできる方にはわかっていただけると思うんですが、この手のトラブルってバイブコーディングを行なっていると日常茶飯事ですよね。

育てたいのは何だったのか

AI教育で本当に育てたいのは、プログラムを書く力でも、AIの便利な機能を覚えることでもないのかもしれません。

AIを使って、自分で問題を解決する力。

トラブルが起きたとき、すぐ講師に聞くのではなく、まずAIに聞く。この習慣です。

たとえば、こういうこと。

  • なぜ動かない?
  • このエラーは何?
  • この警告は問題ない?
  • 何を確認すればいい?
  • 次に何をすればいい?

これ、全部AI自身に聞けます。

AIに指示する。うまくいかなければ原因を聞く。状況を追加で伝える。修正しながら前へ進む。

この力が身につけば、プログラミングだけじゃなく、仕事のいろんな問題にも使えます。

「AIって便利だよ」と教えること以上に、「困ったら、まずAIに聞いて自分で解決してみる」姿勢を育てる。

今日の勉強会で、ここが一番大事だとぼくは感じました。

「講師に聞く」と「まずAIに聞く」の対比図。左は5人からの矢印が全部講師(ぼく)に集中して講師が困っている。右は各自が手元のAIに「なぜ動かない?」と聞いて自分で解決し、講師への矢印は1本だけ

まず1回

次にAIでつまずいたとき。自分でも、チームの誰かでも。

講師や上司に聞く前に、AI自身に「なぜ動かない?」と聞いてみる。

これを1回、試してみてください!