こんにちは、だらリーヌです! 製造業の会社で、AI活用の推進をやっています。
入力・出力、実はよくわかってない?
AIの料金表を見ると、かならず「入力」「出力」と書いてありますよね。
実はよくわかってない?ぼくもそうです。
なんとなく「読ませるのが入力、書かせるのが出力かな」くらい。でも、ちゃんと知ると値段の見え方がガラッと変わりました。
入力・推論・出力。実は3つある
人との会話に例えるとわかりやすいかもしれません。
たとえば、ぼくが同僚に「このメール、どう返したらいい?」と聞いたとします。
同僚はまず、ぼくの話を聞いてくれる。これが「入力」。AIに読ませるぶんです。
でも、同僚はすぐには答えません。「うーん」と腕を組んで、少しだまる。
このだまっている間に、メールの中身や相手の気持ちを考えて、返事を選んでいる。これが「推論」です。
そして、考えがまとまると「こう返すといいよ」と教えてくれる。これが「出力」。AIが書いてくれるぶんです。
会話なら、同僚が考えている中身はぼくからは見えない。もちろんお金もかかりません。
実はAIでは、ここにもお金がかかります。画面に出ない「うーん」のぶんも、考えるのに使った量としてちゃんと数えられているんです。

AIが文章を読み書きするときの細かい単位を「トークン」と呼びます。お金はこのトークンの数で決まるんです。
料金表は「入力100万トークンで○ドル、出力100万トークンで○ドル」の形。どのモデルも、読ませるより書かせるほうが高い。
ここで大事なのが推論です。考える力の強いモデルは、考えたぶんのトークンも使います。
考えたぶんは画面に出ません。なのに、出力としてお金がかかる。
画面の答えが500文字でも、裏で数千〜数万トークン考えていることがある。これ、けっこう驚きました。
主力モデルを比べてみよう
ざっくり「A4 1枚(約1,600字)=2,000トークン」と置いて計算します。A4を1枚読ませて、1枚書かせたらいくらか。
値段は100万トークンあたり、1ドル=157円。推論ぶんは入れていない机上の計算です。
| モデル | 入力 | 出力 | A4 1枚読ませて1枚書かせる |
|---|---|---|---|
| GPT-6 Luna(OpenAI) | $0.10 | $0.50 | 約0.2円 |
| Gemini 3.8 Flash(Google・2026年内の導入価格) | $0.75 | $3.75 | 約1.4円 |
| Claude Sonnet 5 | $2 | $10 | 約3.8円 |
| Claude Opus 5.5 | $4 | $20 | 約7.5円 |
| GPT-6 Astra(OpenAI) | $10 | $50 | 約18.8円 |
| Claude Fable 5.1 | $10 | $50 | 約18.8円 |
GPT-6 Luna、激安!0.2円ですよ。
AstraとFableは、やっぱり高いですね。Lunaのほぼ100倍です。
ぼくがいま一番使っているのはOpus 5.5。Astraより賢いと感じていて、値段は半分以下。いまのおすすめです。
APIで使うなら、断然GPT-6 Luna。
ちなみに、ChatGPTやClaudeの月額プランの「利用枠」は、この表とは別の数え方です。同じ計算にはなりません。
APIも同じしくみ。でも無料でけっこう使える
APIは、自分で作ったアプリやサイトからAIを呼び出す入口のこと。しくみはさっきと同じで、入力・推論・出力でお金が決まります。
「お金かかるんでしょ?」と思いますよね。ぼくも最初はそう思っていました。
でも、実はけっこう無料で使えるんです。GeminiとOpenAIには無料枠があります。
2026-09-27時点の話です。料金も無料枠も変わるので、使う前に公式で確かめてください。

Geminiの無料枠
Google AI Studio(aistudio.google.com)にGoogleアカウントで入ります。
利用規約に同意すると、プロジェクトとAPIキーができあがる。
キーはプロジェクトごとに作れます。サイトごとに1本、みたいな使い方ができるわけです。
クレジットカードの登録すら要りません。足りなくなったら、動かなくなるだけ。だから安心して使えます。
無料枠は「1分あたり」「1日あたり」の回数や量で区切られています。使えるのは、速くて軽い「Flash」という種類のモデル。
文章の要約や文字起こしくらいなら、全然いけます。
ぼくの Atlas( https://darari-nu.com/atlas/ )がまさにそう。
世界のAI規制を毎日自動で集めて、選んで、要約するサイトです。
これ、GeminiのFlash・Flash-Liteの無料枠だけで動いています。
1日の無料枠を使い切ったら、その日はそのモデルを使わない作り。それで毎日ちゃんと回っています。
ただし、画像生成は無料枠では使えません。それと、無料枠で送った内容はGoogleの製品改善に使われます。
OpenAIの無料枠
いっぽうOpenAIにも無料があります。条件はふたつ。
ひとつめ、データ共有を許可すること。送った内容を学習に使ってよい、という設定です。
ふたつめ、最初に5ドルをチャージしておくこと。
これで1日ぶんの無料トークンが付きます。高価格のモデル群で1日25万トークン、低価格のモデル群で1日250万トークン。
これは大きいです。(使い始めたばかりの人の目安です。対象のモデルは、自分の設定画面で確かめてください)
ただし、画像生成は無料ぶんの対象外。使えてしまいますが、そのぶんは有料で請求されます。
といっても、それってどの程度?さっきのA4に戻ってきました!
1枚=2,000トークンで割ってみます。

読む・考える・書くを全部あわせて、1日25万トークンならA4約125枚ぶん。1日250万トークンなら、A4約1,250枚ぶん。
毎日これだけの無料枠がある、ということです。十分ですよね。
ひとつだけ、ここは絶対に守ってください。GeminiもOpenAIも、無料枠は送った内容が学習に使われます。
だから送ってよいのは、公開してよい文章と架空のデータだけ。名前や住所、家族の話、仕事の資料は送らない。
まとめ
主力モデルの値段は、A4 1枚で0.2円から18.8円まで。APIは無料枠でもかなり使えます。
まずはGoogle AI StudioでGeminiの無料キーを1本作ってみてください。ぼくのAtlasも、その無料キーで毎日動いています。