⚠️ これは「AIカイゼン」の記事に登場する架空企業の社内文書(という設定)です。自社の雛形として自由に流用してください。

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調基-001
2019年4月1日 制定(という設定)
2026年8月10日 改定(評価シートにAI利用の項を追加)
所管: 調達部

調達基準(サプライヤー評価)

1. 目的・位置づけ

この基準は、調達管理規程第6条の定めに基づき、サプライヤーの選定および定期評価の基準を定める。

(備考)調達管理規程の原本は調達部書庫にある。社外公開はしていない。

2. 評価シート

定期評価(年1回)および新規取引時の初回評価は、下表の評価シートによる。各項目5点法(5=優良〜1=要改善)で採点し、合計点をもって区分(A・B・C)を決定する。

評価項目 評価の観点 配点
品質 受入不良率/工程能力の把握状況/出荷検査の体制/不適合発生時の是正処置の速さ 5点
納期 納期遵守率/標準リードタイム/短納期・増産要請への対応力 5点
価格 見積の根拠の明確さ(材料費・加工費の内訳)/原価低減提案の有無 5点
経営の安定性 財務状況(直近決算)/要員・後継者の確保/主要顧客の偏り 5点
BCP(事業継続) 災害・設備故障時の代替生産の手当て/金型・治具の保全と保管場所の把握 5点
情報管理 図面・仕様書の管理状況(保管・持出し・複製・廃棄のルール)/秘密保持契約の遵守状況 5点
【2026年8月追加】当社の機密情報(図面・仕様書等)をAIサービスに入力する場合、入力が学習に利用されない契約のサービスに限定しているか。社内にAI利用のルールがあるか

3. 情報管理におけるAI利用の評価(2026年8月改定)

サプライヤーが当社の機密情報(図面・仕様書等)をAIサービスに入力する場合は、入力が学習に利用されない契約のサービスに限定していること、および社内にAI利用のルールが定められていることを評価の観点とする。前項の評価シート「情報管理」の内数として採点し、AI専用の評価項目は設けない。

(備考)本観点は、AI利用を禁止するための項目ではない。管理された利用は加点要素とする。なお、当社側の入力ルールはAI入力情報基準による。

4. 新規取引時の手続

  1. 秘密保持契約(NDA)を締結する。締結手続は契約審査基準の定めるところによる。図面・仕様書の開示は締結後でなければならない。
  2. 第2項の評価シートにより初回評価を実施する。評価者は調達部とし、必要に応じて品質保証部が同行する。
  3. 初回評価の結果をもってサプライヤー台帳に登録する。登録前の発注はしてはならない。

改定履歴

2019年4月1日 制定。
2026年8月10日 評価シートの情報管理にAI利用の観点を追加(AI専用の評価制度は新設せず、既存シートに1行足した)。

💡 外注先のAIの扱いが審議になった経緯と「作る側・使う側」の見取り図は 「会社のAIは『作る側』と『使う側』の2方向」(公開準備中)で解説されています。